夏になると思い出すのは、息子が小学校6年の夏休み、私は一日仕事を休んで、子供の仲の良い友達も誘って映画に連れて行ってあげようと企画しました。
私は子供好きでは決して無いのですが、小学6年生くらいになると、一人の人間として成長していて、いちいち気を使わなくても大丈夫という思いと、
子供たちが通う小学校は人数が少なく、
一学年一クラス30人程で二クラスしかない学校、皆兄弟みたいにして育っていて、他のお母さんもとてもフレンドリーな学年。
息子が小学一年の運動会、行進していたら、違う家族に向かって手を振っていて、どうやら声を掛けてもらってる様子。
私は普段ほぼフルタイムで働いていたので、仲の良い友達のお母さんや、私の知らないところで善くしていただいてるかと思うと、非常に有難い気持ちでした。
そんなママたちや、気の良い友達と接して、わたしも子供の友達と出かけるのを楽しみにしていました。
その時の息子との約束は『行きたい子がいたら全員誘ってあげること』でした。
なぜ、そんな 約束をしたかと言うと、
子供が小学校に入ってびっくりしたことがありました。
友達の中に、遊ぶ人数は絶対4人じゃないとダメという子がいました。
ある日息子が『◯◯君(その子)と遊びたかったから、家に遊びに行ったら、定員オーバーだから無理って言われて断られた』といってプンスカ怒っていたので、どういうことか詳しく聞いてみたら、
ゲームのコントローラーが4個だから4人でしか遊べないとのこと。
『インターホン越しに無理って言われて、中から笑い声がして嫌な気持ちやった』
と聞きました。
なんじゃそりゃ❗公園が目の前で天気なのに外で遊べ
って思いましたが、それぞれのご家庭の教育方針があると思うので、そこはぐっと堪えて、後日その子の親にそれとなく聞いてみたら、
『家で遊んだら、絶対ゲームで遊ぶからゲームのコントローラーは4個しかないし、仲間外れを出したくないから、かわいそうでしょ』
とのこと。
我が家はそれを聞いてから、家に来たい子や遊びたい子は皆誘ってあげようと息子に言う様になりました。
仕事から帰ると狭い家に8人程で前4列後ろ4列で交代しながらゲームしてる姿を見たときは可愛かったです。
子供ながらに色々工夫して遊ぶだろうし。
何より、せっかく一緒に遊びたいと思ってくれてる子が居る事が有難いのに。
そんなこともあって映画に誘った人数は8人にもなり、我が子を入れて9人を引き連れて映画に行く事になりました。
映画代とお昼のファーストフード代で1500円~2000円と金額を伝えて、そして (ちょっと早めの)待ち合わせ場所と時間。
待ち合わせに遅刻したらいけないので、電話番号を教えておいてもらいます。
これは正解、当日寝坊した子が居て、電話をしたらあわてて起きて来た子がいました。
時間に余裕があるので、待つことは可能です。
そして全員揃ったので出発
映画館は最寄り駅から二駅隣にあり、自転車で行く事になっていたけど、道の詳しい子が居て、最短距離や抜け道も知っていて
結局私が連れていって貰ったみたいになっていました。
小学6年ともなると頼もしいです。
途中コンビニで皆にジュースを買って あげようと寄り、
映画館まで温くなってはいけないので、かクーラーバックを持って行きましたが、
そうですよね~、うちの子は身体が小さい方だったから、考えなかったけど、身体の大きな子は紙パックの1㍑のジュースを買ったほうがお得ですよね(笑)。
大きめのクーラーバックを持って行きましたが、パンパンになり、肩がもげそうになって居たところ、身体の大きな友達が『持ちましょうか』と言ってひょいと代わりに持ってくれました(笑)。
たくましい✨☀️✨。
映画館に着き、チケットは団体割引にして-100円、ポップコーンは私からのサービスで二人で一つ。
足らない子は各自追加で買ってました。
重なるときは重なるもので、会社の同僚の息子さん(息子と同年)が偶然友達と3人で観に来ていたので、ポップコーンを差し入れしてあげました。
とっても楽しい映画館でした。
帰りは予定通り地元に戻ってハンバーガー屋さんに行き、割引チケットが 使えそうな子にはチケットをあげて、その後は、うちに来て遊んでたけど、皆で市民プールに行こうと決めたみたいで、
解散になりました。
なぜか私も誘われました(笑)。
もう今は皆成人になりましたが、私の中ではとても懐かしい思い出です。
子供たちも、ちらっとでも覚えてくれていたら嬉しいなと思います。
そんな時代はあっという間、もっとそんな企画をしたら良かったなと思う今日この頃です。
中学になれば友達と勝手に行くようになるし、狙いは6年です(笑)。
私自身もとても成長出来たと思います。